戒名を授かるときの4つの注意点

戒名を授かるときの4つの注意点

自分にもしものことがあったとき、子供は寺院にお願いして戒名を付けてくれるのかが心配で、寺院に生前戒名を授かる方も増えてきています。戒名を授かる際、注意しておきたいことが4つあります。

① 配偶者がどのような戒名なのかを確認すること


先に亡くなった配偶者に院号がないのに対し、自分だけ院号がついていることはあまりありません。夫婦の戒名は平等にするのがよいでしょう。

② ご先祖様がどのような戒名なのかを確認すること


こちらも①同様、ご先祖様の戒名に合わせるのがよいでしょう。

③ 菩提寺以外の寺院で戒名を授かる際は菩提寺に確認を


菩提寺(自分の家が檀家となっている寺院)の住職に戒名を授かるのが一般的です。菩提寺以外の寺院で戒名を授かる場合、後々菩提寺とのトラブルになることもありますので、必ず事前に菩提寺に確認しましょう。

④ 位の高い戒名を授かると、後の法要やお布施の料金が高くなることも


一般的な戒名に対し、院号がついた戒名を授かると、戒名代も高くなりますが、後々の法要や檀家料も高くなることがあります。事前に確認しておきましょう。

戒名は永眠するお墓の墓石(墓誌)にも彫られることが多く、長年残っていくものです。ご先祖様と戒名を並べた際に違和感がないようにしたいものです。

また、「どうしても自分(家族)の戒名に入れてほしい文字がある」など要望がある場合は、事前に戒名を付けてくださる寺院の住職に伝えておきましょう。住職も考慮した上で戒名を作成してくれるはずです。