現代の新しいお墓の形、納骨堂って何?

納骨堂ってどういうもの?

納骨堂とは、寺院などの室内にある棚やロッカー式の遺骨を納める施設です。個人又は、夫婦で納めるのがほとんどです。

現代では故郷を離れて、都会で生活したり、自身が独身で、お墓を持たない方が多いのが現状です。ですから、先祖代々のお墓に納骨しないで、納骨堂で供養してもらおうと考える人が増えています。

昔は、一時的に遺骨を預けるだけでしたが、今では回忌を決めて、骨壺のまま納骨し、回忌があけたら、合祀墓などの永代供養墓に遺骨を骨壺から出して、供養します。

・回忌とは? (人が亡くなってから毎年回ってくる祥月命日の事です。満1年を一周忌、2年目を三周忌といい、その回忌ごとに供養、法要を行う。)

誰が管理しているの?

納骨堂は主に、寺院と、市区町村の公営と、財団法人、社団法人などの民営が運営しています。

寺院が管理している納骨堂は、申し込んでも檀家になる必要がありません。宗派も問わないことが多いので、誰でも申し込むことが出来ます。

公営が管理している納骨堂は、都市部だと申込者が多い場合、抽選になる場合もあります。

民営の納骨堂は、葬儀社などが管理しています。

どの納骨堂も、施設の様式などによって料金がさまざまなので、事前に調べていただくのが一番だと思います。

 

どんな納骨堂のタイプがあるの?

棚、ロッカー式

各棚に個人の遺骨を納めます。骨壺を納めるスペースしかないので、費用は15万円~100万円程と安価です。別途年間管理料が掛かります。

ただ、駅にあるコインロッカーを連想するので、抵抗がある方もいます。

http://www.enmanji.com/senzokuyou.htmlより写真引用

仏壇式

2段になっており、上段に位牌を納めるスペースがあり、その下に骨壺を納めます。見た目も立派ですが、費用は30万円~100万円以上と高めです。

http://www.kongofukuji.or.jp/01_04noukotudou.htmlより写真引用

墓石式

室内に墓石が並んでおり、各家族ごとに遺骨を納められます。室内なので、汚れる心配もありません。

ただ、石碑代も費用に含まれるので、費用は100万~300万以上と一番高価です。

http://www.keiyo-life.jp/ref.htmlより写真引用

全自動納骨式

カードを機械にかざすと、遺族の遺骨が参拝室まで機械で運ばれてお参りすることが出来ます。葬儀などを行なえる会場や、休憩室も備えているところもあり、とても便利ですが、機械が故障した場合は、お参りが出来ません。費用は50万円~100万円以上です。

https://tenkuryoen.ivy-side.net/より写真引用

 

上記のように紹介致しましたが、お参りしやすい立地、費用などもご自分に合ったところを探して、選んでみてはいかがでしょうか。ご参考になれば幸いです。