知っておこう!納骨式のマナー

納骨式の謝礼の相場・謝礼の渡し方・服装マナー・香典の目安

四十九日法要と同じ日に行われる事が多い納骨式。人生で関わる回数はあまり多くない分、誰かに聞くといった時間的・精神的余裕がないまま当日を迎えることになるかもしれません。

ここでは、知っておくべき納骨式のマナー4点

・施主として知っておくべき謝礼の相場

・施主として、僧侶への謝礼の渡し方

・納骨式の服装のマナー

・納骨式の参列者の香典の目安

をご紹介します。

 

施主として知っておくべき謝礼の相場

納骨式は、四十九日法要の後に、同じ日に行う場合が多いです。法要を行うお寺さんの会場の予約、納骨式後に会食をする為、食事の手配をしておかなければいけません。費用としては、お寺さんへのお礼として3万円~10万円、墓地まで足を運んでもらった場合は、お車代として5千円~1万円、御膳料として5千円~2万円必要になります。僧侶も一緒に会食に参加される場合は、御膳料は不要です。

 

施主として僧侶への謝礼の渡し方

法事が終わり、僧侶が帰宅される時に、当日の謝礼をお渡しします。直接渡すのではなく、小さなお盆などに載せて渡すのが正式なマナーです。

お盆がない場合は、袱紗に包んでお渡ししてもいいです。色は弔事の色、濃紺や緑、紫などの袱紗に包みましょう。

お渡しする時には、「本日は、〇〇の納骨式に際し、お心のこもったおつとめをしていただき、ありがとうございました。些少ではございますが、これはお礼でございます。どうぞお納めください。」などと一言添えると良いでしょう。

 

服装のマナーについて

四十九日の忌明けまでは、施主、親族のみならず、参列者も礼服で出席するのがマナーです。

男性ならば、ブラックスーツで、派手だと感じる装飾品、時計やネクタイピンは外して出席しましょう。

女性ならば、黒のスーツかワンピース、光るアクセサリー等は避け、パール等の控え目なものを選びましょう。

お子様であれば、制服があれば制服で、もしくは黒の服装のものを選びましょう。

納骨式の服装について

 

参列者の香典の目安

一般的に5千~1万円が納骨式での香典として多い金額です。ここに故人やご遺族との関係性、食事の有無を考慮した金額をプラスして包みましょう。袋は、双銀や白黒、または白黄の水引袋を使います。

表書きは、忌明け(四十九日)前だと「御霊前」、忌明け(四十九日)後だと「御仏前」「御佛前」と記載するのが一般的です。

 

最後に、宗教、宗派によって、上記とは違う事柄もあるかもしれません。もし、詳しい方がいらしたら、その方に事前に相談をし、準備をすると良いでしょう。

ですが、故人の方を想い、安らかに送ってあげるのが一番です。この記事を参考にしていただき、最低限のマナーは守りながら、故人を供養してあげましょう。