終活セミナーで学べる項目7つ

終活セミナーで学べることは、大きく分けてこの7つ

全国で「終活セミナー」「終活講座」など人生の終焉について考える場が設けられています。セミナーや講座等で学べることは、大きく分けて次の7つです。

① 相続・遺言について


後でもめないための相続について学び、遺言書についての書き方なども教えてくれます。

② 尊厳死や献体について


※尊厳死とは、不治で末期に至った患者が、本人の意思に基づいて、死期を単に引き延ばすためだけの延命措置を断わり、自然の経過のまま受け入れる死のことです。

一般財団法人日本尊厳死協会HPより引用

http://www.songenshi-kyokai.com/question_and_answer.html

※献体とは、自分の死後、遺体を今後の医学に役立ててほしいと教材として提供すること。

将来自身に起こりうる延命治療についての考え方、献体までの流れなどを知ることができます。

③ お葬式について


お葬式の相場や、お葬式の種類(家族葬~オーダーメイドのお葬式まで)を学び、自分に合ったお葬式について考えます。

④ お墓について


従来の先祖代々のお墓から、継承を前提としない永代供養墓、散骨等新しい埋葬方法まで様々な埋葬方法を知り、どの方法が自分・家族に合っているかを考えます。

⑤ 健康や医療について


後でもめないための相続について学び、遺言書についての書き方なども教えてくれます。

⑥ 介護・在宅ケア・保険について


将来、要介護になったときのことを想定し、保険や制度についての知識を深めていきます。

⑦ エンディングノートの書き方


※エンディングノートとは、自分にもしものことがあったときに、伝えておきたいことをまとめたノートです。

記入する内容や書き方等、学ぶことができます。

相続や葬儀・埋葬など亡くなった後のことだけではなく、これからより元気に過ごしていくために知っておきたい健康・医療についての項目もあり、「終活」から得られる知識は多岐に渡っています。

これら終活セミナーで学べる7項目は、1回のセミナーで全て学べるわけではなく、項目が分かれていることもあります。
 

コミュニティの場としての「終活」セミナー

「死」についての感情は一人ひとり異なります。不安・悲しみなどネガティブなイメージを持つ人も多いでしょう。「終活」のフェアやセミナーは人生の終焉を考えるコミュニティの場でもあり、同じような不安や悩みを持つ人が集まります。

一人だと、悩みを抱え込んだり、答えが見えず迷ったりすることも、「終活」という共通のテーマで集まった人達と交流することで不安が解消され、これから前向きに生きるヒントが得られるかもしれません。