後悔しない!永代供養墓の選び方

永代供養墓を選ぶ際の6つのポイント

少子高齢化で先祖代々のお墓を受け継ぐ人がいない(受け継ぐ人が将来いなくなる)ため、寺院が永代供養・管理をしてくれる永代供養墓を選択される人が増えてきています。

「大切な家族の遺骨を預けたい」また、「自分が将来入るお墓として生前予約したい」でもどの寺院にお願いしていいかわからない・・という方に、永代供養墓を選ぶときに際に読んでほしい6つのポイントを説明します。

① 永代供養墓の供養はどのように行われているか

多くの寺院では、春秋の彼岸・お盆などの年に数回、永代供養墓の合同供養が行われています。供養は、寺院の宗旨・宗派に沿うかたちで行われます。しかし、寺院によっても合同供養の回数や規模は異なりますので、確認しておきましょう。

また、「個別に○回忌に法要をして欲しい」という希望があれば、寺院の住職に相談してみましょう。別途費用はかかりますが、行ってくれるところがほとんどです。

② 永代供養墓の納骨の安置はどのような方法か

永代供養墓には2つのタイプがあります。

(1)数年間、個別に遺骨を安置し、その後合祀(ほかの方の遺骨と共に土に還す)する

(2)永代供養墓に納骨後、すぐに合祀(ほかの方の遺骨と共に土に還す)する

ここでは、(1)のタイプの個別に数年間、遺骨を安置する方法を確認しましょう。

遺骨は、骨壺のまま安置されることがほとんどですが、ご遺体の火葬後、斎場から預かる骨壺のサイズは地域によって大きさ(2寸~8寸)が異なります。寺院の遺骨安置スペースに限りがあるため、骨壺の上限サイズが決められていることもあります。

ひとつの空間に骨壺を並べて安置する方法や、ロッカーの様に仕切り等で分けて安置する方法があります。

③ 永代供養墓の納骨期間について

永代供養墓に納骨し遺骨を個別に安置する期間は、納骨前の寺院との契約によって決まります。寺院の考えで納骨の期間を限定しているところもあれば、遺族の願いによって年単位で決定できるところもあります。ここで注意したいのは、納骨期間の間違いです。一度合祀してしまうと、遺骨の取り出しが出来なくなります。納骨期間の確認は寺院と遺族の間で十分に行っておきましょう。

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④ 永代供養墓がある寺院の立地はどうか

家族が墓参りに行きやすい場所として永代供養墓の場所を選ばれる方がほとんどです。最近では、故人の地元である地方に納骨を希望される方もいらっしゃいます。永代供養墓のメリットは無縁墓(お墓を管理する人や墓参りに訪れる人がいなくなったお墓)になる心配がない、ということです。遺族の墓参りは頻繁にいけないけれど、故人が親しみを持っていた場所で納骨をし、遺族が「お父さんは○○のお店が好きだったなぁ」「ここで故人は育ったのかぁ」など、故人への思いが語り合える墓参りになります。

⑤ 永代供養の料金について

永代供養墓の料金は、永代供養料のみの料金で、年会費・管理費がかからないのが特徴です。しかし、寺院によっては檀家になることが条件としているところもあります。料金形態は寺院により異なりますので、納骨の費用についてなどしっかり確認しましょう。

⑥ 永代供養墓を管理している寺院の住職さんはどのような人か

住職のお人柄によって寺院の雰囲気も変わってきます。家族もしくは自分が入るお墓を管理してくれる寺院の住職さんはどのような方か、永代供養墓を選ぶ際にお会いし、お話を聞いてみるのも良いでしょう。

 

永代供養墓の見学を受け付けている寺院も数多くあります。お寺との付き合いがなく、納骨を迷われている方は一度見学してみてはいかがでしょうか。