メディアでも取り上げられる「永代供養」「永代供養墓」とは?

「永代供養」は社会問題から生まれた新しいお墓のかたち

寺院が続く限り、責任をもって故人様のご供養をする、それが永代供養です。
近年、少子高齢化などの理由から先祖代々の墓は供養する子孫の不在が原因で維持管理が困難になってきています。そんな中、寺院や霊園等でお墓を供養・管理しよう、そうすれば今後ますます増えるであろう無縁墓の問題のひとつの解決方法になるのではないか、という動きが約20年前から始まり、寺院や霊園の敷地内に「永代供養墓」や「永代供養塔」が生まれました。

意外と大変?!お墓を管理するということ

お墓の維持管理の内容は主に次の2点です。

・墓石の手入れや墓地の草取り・清掃

・墓地の管理料の支払い

大切なご先祖様が眠っているお墓ですから、お墓の周りはいつも綺麗にしておきたいものです。しかし、自宅の近くにお墓があるとは限りません。郊外や地方であったり、傾斜地を登らなければいけなかったりと身体的・時間的にも負担が重くなる場合があります。

管理費(管理料)とは、霊園の通路や水くみ場など共用スペースの維持管理に充てられます。費用はそれほど大きな額ではありませんが、毎年支払うものです。

料金は、お墓が立っている場所によっても金額はそれぞれです。

大きく分類すると「公営墓地」「民営霊園」「寺院墓地」の3つに分かれます。

「公営墓地」は、都道府県や市町村などの自治体が管理・運営している墓地です。管理費は年間3,000円~10,000円程。

「民営霊園」は、公益法人等が管理運営している霊園です。管理費は年間5,000円~15,000円程。

「寺院墓地」は、寺院の敷地内にある墓地です。管理費は年間5,000円~30,000円程です。

 

永代供養墓のメリット・デメリット

メリットデメリット
・お墓参りに行けなくても
寺院に供養と管理をしてもらえる

・永代供養料の支払いのみで、
後々管理料等費用が発生することはない

・檀家になる必要がない
・親族ではなく、他の方と一緒の
お墓に入ることになる

・一度合祀するとご先祖様の遺骨を
取り出せない
 
永代供養という選択もありますし、お墓を建てるという選択もあります。今後の供養の方針を家族で話し合ってしっかり決めましょう。