忌日法要(きにちほうよう)とは?その意味は?
忌日法要(きにちほうよう)とは?
忌日法要とは、亡くなった日から数えて7日ごとに行う法要(法事)のことをいいます。法要は僧侶を招き、故人の親族や親しかった人が集まり行われます。最近では、初七日と四十九日法要以外は省略し、身内だけで手を合わせる程度とすることが一般的です。
【例】亡くなった日付が2016年5月1日の場合
初七日(しょなのか) | 2016年5月7日 | 亡くなって7日目 |
二七日(ふたなのか) | 2016年5月14日 | 亡くなって14日目 |
三七日(みなのか) | 2016年5月21日 | 亡くなって21日目 |
四七日(よなのか) | 2016年5月28日 | 亡くなって28日目 |
五七日(いつなのか)(三十五日(さんじゅうごにち)) | 2016年6月4日 | 亡くなって35日目 |
六七日(むなのか) | 2016年6月11日 | 亡くなって42日目 |
七七日(なななのか)(四十九日(しじゅうくにち)) | 2016年6月18日 | 亡くなって49日目 |
百箇日(ひゃっかにち) | 2016年8月8日 | 亡くなって100日目 |
忌日法要(きにちほうよう)を行う意味とは?
人は死後、生前の行いにより裁きを受ける日が7日ごとに7回あり、7回目の裁きのとき(四十九日目)に故人の霊の行き先が決まるとされています。残された家族は、霊の行き先が決まる七七日(四十九日)の間、故人が無事極楽浄土へ行けるよう供養するのです。
忌日法要の中で最も重要なのが49日目にあたる七七日(四十九日)です。通常、七七日(四十九日)を「忌明け(きあけ)」と言い、喪に服する期間が終わります。七七日(四十九日)までは、結婚式への出席や神社への参拝などを控えることとしていますが、地域によっても考え方は変わりますので、周囲に確認するとよいでしょう。
百箇日(ひゃっかにち)は、亡くなって100日目に行われますが「卒哭忌(そっこくき)」とも呼ばれ「泣き叫ぶ(哭)のを卒業する日」という意味があります。故人が仏様となって初めての法要です。大切な人と別れて100日間で悲しむのを止めることはなかなか出来ませんが、少しでも前向きに進んでいこうという区切りの日という意味も込められています。
忌日法要は残された者にとっても意味のあること
忌日法要とは、文字の通り、日にちごとに行われる法要のことです。亡くなって時間が経っていないこの時期、残された遺族にとっては、7日ごとに手を合わせることで仏様となった故人を実感し、日常の生活に慣れていくための準備期間であると言えます。