格付けによって変わる!戒名代・戒名料の相場とは?

戒名の院号は天皇や有名武将へ贈られていた!

戒名には格付けがあり、ランクにより戒名料の高低が決まります。

① 院号(□□院△△〇〇居士の戒名の中で□□院が院号)がついているか

② 居号(男性では信士・居士、女性では信女・大姉)はどのようなものがついているか

ランクとは、①と②によって変わってきます。また、文字数の多い戒名の方が位が高いとされています。

江戸時代まで、院号は天皇や有名武将へ、居士・大姉は上流武士へ、信士・信女は下流武士へ(宗派や寺院の考え、寺院への貢献度にもよっても異なる)送られていましたが、現代ではお金を払って高い位の戒名を授かることができるようになっています。

戒名代・戒名料の相場

宗派信士・信女居士・大姉院信士・院信女院居士・院大姉
真言宗30~50万円50~70万円70~100万円100万円~
浄土宗20~40万円40~60万円60~70万円70万円~
臨済宗30~50万円50~80万円 80~100万円100万円~
曹洞宗30~50万円50~70万円70~100万円100万円~
日蓮宗35~50万円50~75万円75~100万円100万円~
浄土真宗釋○○20~30万円・〇院釋○50万円~
※お経代も含む布施全体の料金です

一般的に東京近郊より郊外、郊外より地方が料金は安くなるとされています。上記のグラフはひとつの目安としてお考えください。

戒名代が高い?自分で戒名を付けるという手も

戒名料が高い!などの意見もありますが、最近では、戒名の構成や付け方を学び、自分の戒名は自分で決めたい方への講習会などもあるようです。自分で付けるのも、その道のプロである寺院の住職に授けてもらうのも良いでしょう。大切なのは、自分自身・ご家族が納得できる戒名に出会えることです。