お盆に準備しておく盆棚(精霊棚)とは?

盆棚(精霊棚)とは?

お盆に、ご先祖の霊を迎えるための供物を飾る棚。精霊棚とも言われます。昔は仏壇を利用せず、どの家庭でも庭先や座敷に飾り、祖霊をお迎えする特別の祭壇でした。近年では、仏壇の前に設けます。盆棚は、10日〜13日の朝に作りますが、新盆の家では1日〜7日までに作るところが多くあります。一般的には、仏壇の前の小机の上に真菰(まこも)やゴザを敷いて、位牌を安置します。ナスの牛やキュウリの馬などを作って飾ります。これらは、この世とあの世との往復に先祖の霊が使う乗り物として考えられています。その他、果物・菓子・故人の好物などを供えます。浄土真宗において盆棚は作りません。

盆棚小机の上に用意するものに含まれる意味とは?

コトバンクより引用

盆棚の一例 https://gosouginet.jp/support/puja/shelf.htmlより引用

 

省スペース型や折り畳み式も!住宅事情に合わせた盆棚を

盆棚に設置するもの一つ一つに意味があり、お盆に合わせて丁寧に準備したいと心の中では思っていても、様々な事情で全てそろえるのは困難な場合もありますよね。そんな時は、盆棚○点セットなど、まとめて販売しているものを用いるのも良いでしょう。仏具店の店頭やホームセンター、ネットショップ等で販売しています。

楽天市場http://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E7%9B%86%E6%A3%9A

最近では省スペース型や折り畳み式の盆棚セットも人気のようです。これなら、住宅事情等で設置するスペースがない場合や収納に余裕ないという方も安心ですね。

 

盆棚を用意する?しない?大切なのは気持ちです

盆棚自体を用意する家庭も年々減ってきていますが、大切なのはご先祖様の霊を迎えて供養しようという気持ちです。手を合わせ、心の中でご先祖様に感謝の気持ちを述べるだけでも、きっとご先祖様へ思いは伝わることでしょう。