なかなか人には聞けない…水子供養とは?

水子とは?水子供養の3つの方法

水子とは、自然流産、死産、人工中絶などで、お腹の中にいる間に亡くなってしまった胎児のことをいいます。水子という呼び名は、生まれて間もなく海に流された日本神話の神、水蛭子(ひるこ)より転じたものといわれています。

赤ちゃんを亡くされたお母様は、本当に御辛いことと思います。赤ちゃんが安らかに眠れるように、水子供養について3つの方法をご説明致しますので、ぜひご参考になさってください。

【寺院で直接供養してもらう】

事前に、水子供養の予約の連絡をします。予約をした当日に寺院へ向かい、供養していただきます。その際に、ちょっとしたお菓子や玩具をお供え物として持参しましょう。

本堂で読経してもらい、必要であれば、水子の戒名を付けることも出来ます。寺院によっては、卒倒婆(供養に用いられる細長い木の板のこと)を立てたり、小さなお地蔵さんや人形を水子の代わりにお祀りします。

エコー写真がある場合は、供養の日に持って行き、寺院で決まった日にお焚き上げをしていただきます。

費用は、5千円~5万円程度です。

 

【自宅供養】

水子供養が出来る寺院までは遠方で、直接足を運んで供養出来ないなどの事情がある方には、自宅供養の方法があります。

自宅供養とは、寺院に出向くことが出来なくても、寺院にて塔婆を立てたり、位牌をつくってもらうかお地蔵さんを祀って寺院の方で代わりに供養していただきます。お母さん(お父さん)はその供養の日に合わせて、ご自宅の仏壇や、静かな場所でお祈りしましょう。

寺院によっては、自宅でネット水子供養が行えるところもあるようです。

費用は、5千円~3万円ほどです。

 

【永代水子供養】

赤ちゃんのご遺骨がある方は、永代に渡って寺院に供養していただく永代水子供養があります。供養していただいた後、水子供養墓へ合祀(ご遺骨を土に返す)する寺院が多いですが、納骨堂で骨壺のまま一定期間安置した後、合祀するお寺もございます。費用は、3万円~30万円ほどです。骨壺のまま安置する期間が長いほど、費用は掛かります。

最後に、水子供養をしないと水子の祟りがあると思ってらっしゃる方もいるようですが、亡くなった赤ちゃんの魂は純粋無垢で、お母様、お父様を恨むなんてことはありません。供養をしていない事で、心のどこかでずっと赤ちゃんの事が気がかりであれば、どの方法でも構いませんので、供養をしてあげるのが一番だと思います。