追善供養とは?追善供養の意味と供養の種類

追善供養とその意味とは?

生きている人が亡くなった人に対して行う供養のことです。遺族の悲しみを癒す目的と、故人を忘れないために行います。

また、追善供養は亡くなった方への感謝を伝えるだけでなく、故人へ良い行いをすることで自分にとっても良い影響が出てくるといった効果もあるそうです。

仏教には「 回向」 という言葉があります。自分がもっているもの、または、本来自分が受ける取るべきものを他の人へ振り向けるということ。そしてさらに、他の人に振り向けられたものが、その振り向けたという無私の善行により、最終的には自分にもどって来るということです。善行を自分にではなく、まず、ご先祖様に振り向けることにより、ご先祖様の善行となると同時に、ご自分の善行になるのです。

http://www.jissouji.com/kuyou3.htmlより参考

このように追善供養には様々な意味合いがあります。ですが追善供養と言っても何をすれば良いのか分からない方もいるかもしれません。そこで下記では追善供養の主な種類をみていきましょう。

 

追善供養の種類

① 四十九日法要・七回忌など年回忌の法要

年回忌に行う法要のことです。菩提寺や関係のある寺院にお願いしてご先祖様の為に心のこもった読経をしてもらいます。徳を積んだ僧侶による法話を聞くことで心を改め、謙虚な気持ちが生まれます。

親戚などの親族が多く集まりますのでご先祖様も喜ばれることでしょう。

② 仏壇でのご給仕

自宅にある仏壇などに毎日お水やお米をお供えし、毎朝読経します。出来れば夕方にも読経するのが好ましいですが、可能な時に行うだけでも良いとされています。

③ お墓参り

春・秋彼岸やお盆などに自分のご先祖様が眠るお墓へ行き、お花や線香を供え、日ごろの感謝を伝えます。お墓が自宅の近くにある場合は毎日お参りに行く方もいらっしゃいます。

日ごろの生活の合間にも出来る追善供養

追善供養とはご先祖様を想って行うのはもちろん、それをきっかけに自分を見つめ直し、気持ちを新たにすることが出来るので、知らず知らずのうちに自分たちにも良い影響を与えてくれるものなのかもしれません。

忙しくて普段から追善供養できていないと感じる方こそ、日ごろの生活の合間にも出来ることから追善供養を行ってみてはいかがでしょうか?