普段からお寺と付き合うことのメリット・デメリットとは?
お寺から連想するイメージは?進む寺離れ・・
「お寺」「僧侶」と聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
「格式の高い」「人格者」「神聖な」など良いイメージもあれば、「高いお布施、お金持ち」「近寄りがたい」「葬儀のときだけ」など逆の印象をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
高額な「お布施」や、寺院を支える「檀家制度」は世代交代が進むにつれて理解が得られにくく「寺離れ」が進んでいるのが現状です。
普段からお寺と付き合うことのメリット・デメリットとは?
「葬儀」や「法事」など、特別なことがない限り、あまり接する機会のないお寺ですが、
普段からお寺と付き合うことのメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット | デメリット |
・もしものとき(近親者が亡くなった際の葬儀など)に信頼のおける僧侶に来てもらえる。 ・悩みや不安事があれば相談にのってもらえる。 ・寺院のイベントに行ってみるだけで、地域の人等と交流ができる。 | ・檀家になる必要がある。 (最近では檀家でなくても参加できるところが増えています) |
行ってみたい!お寺で開催されるイベントは多種多様
メリットを踏まえて、普段からお寺との繋がりを持ちたいけれど、実際お寺って敷居が高く、入りにくい・・と考える方も多いと思います。
確かに、威厳を保ち、敷居を高くしている寺院もあるでしょう。しかし、住職の考え方・人柄次第でお寺自体の雰囲気は全く異なります。最近では「開かれたお寺」をテーマに様々な取り組みをしているお寺も多いのです。
例えば・・
① てらっこ・・赤ちゃんとママの交流の場・住職とお話もできる
② 寺子屋・・夏休み中などに子供たちの学習の場を提供している
③ コンサートや落語会などのイベント・・署名人を招いてイベントを行う
④ お寺ならではの体験・・写経、座禅などを体験し、心を落ち着かせることができる
その他にも寺カフェやヨガの場の提供や、定期的な法話会(ありがたいお話が聞ける)を開いているお寺もあります。これらの取り組みは、
・檀家でなくても参加することができる
・参加費は無料もしくは(民間会社等が行っているイベントと比較すると)かなり安価
・地域貢献のために行われているので、営利目的ではない
というのも気軽に行きやすい理由です。
あなたの住む町にもきっと「開かれたお寺」はあるはず
お寺は、昔から「地域の人たちの心の拠り所」「世代を超えた交流の場」として成り立っていました。お寺と普段付き合いがない方にとって、「開かれたお寺」を実践している寺院もあると知っておくことは、決してマイナスではないと思います。