遺影の故人をリアルな人形に、遺人形(遺フィギュア)とは?
遺人形(遺フィギュア)とは?
遺人形(遺フィギュア)とは、故人の遺影写真をもとに3Dプリンターで作られた立体型人形(フィギュア)のことです。フィギュアの素材は石膏で出来ており、カラーで出力されます。遺影の故人をリアルな人形にするこのサービスが注目を集めています。
遺族が故人の遺影をもって遺人形の作成を依頼したり、生前に本人の依頼により作成されたフィギュアが、死後、結果的に遺人形としての役割を果たすこともあるそうです。
※写真はイメージです。
遺人形(遺フィギュア)の料金は?
料金は遺人形の完成サイズによって変わってきます。
高さ20cm・・・一体100,000円(税抜)~
高さ25cm・・・一体150,000円(税抜)~
高さ30cm・・・一体200,000円(税抜)~
人形が身に付ける装飾品(メガネ等)は別途費用が必要となることもあります。
また、費用をもう少し抑えて遺人形を作りたい・・という方には、職人の手作りで2頭身タイプの遺人形という選択肢もあります。その場合、高さ10㎝で36,000円(税抜)~となっています。
※写真はイメージです。
遺人形の完成には、作成を依頼してから約2ヶ月前後かかります。メディア等の影響で遺人形が注目され、注文の数も増えているようなので、時間に余裕をもって依頼したほうがよさそうです。
遺人形から故人を想いだし、思わず涙してしまうことも・・
遺人形を手にした遺族は、完成度が高く精巧な人形から故人を想いだし、思わず涙してしまう方も多いとか。
人が亡くなると、写真などの二次元画像でしか故人を目にすることができなくなりますが、技術の進歩により、三次元で故人を表現できるようになったのです。遺族としては、喪失感や悲しみを癒す、ひとつのツールとなっているようです。
今日では葬儀において祭壇の中心に遺影写真の存在が当たり前となっています。近い将来、遺影写真が遺人形(遺フィギュア)へと変化する時代が訪れるかもしれませんね。