何をすればいいの?お墓がある場合の納骨式の準備
納骨はいつまでにしないといけない、といった決まりはありませんが、一般的には四十九日法要と併せて行われることが多いです。新しくお墓を建てる場合は四十九日法要までにお墓の完成が間に合わないケースが多いので、1周忌法要のときに併せて行われることもあります。
新しくお墓を建てた場合の開眼供養、永代供養墓の納骨式の準備はこちらをご覧ください。
ここでは、お墓がある場合の納骨式までの準備と納骨式当日の持ち物について説明していきます。
納骨式までの準備(お墓がある場合)
① 納骨式を執り行う寺院の僧侶と納骨式の日程を決める。
② 納骨式当日に卒塔婆を立てる場合、事前に希望者の氏名をリストにして僧侶へ渡しておく。(浄土真宗は卒塔婆を立てる習慣がありません。)
③ 石材店に連絡し、墓誌又は墓石へ納骨する故人の名前(戒名)の彫刻を依頼しておく。
④ 納骨式当日、墓石の納骨スペース(カロート)の蓋を開けて遺骨を安置するが、家族で開けられない場合は石材店へ墓石の納骨スペース(カロート)の蓋を開けてもらうよう依頼しておく。
⑤ 公営・民営墓地は墓地管理事務所に連絡して、納骨式の日程を伝えておく。
⑥ 納骨式に参列する方へ日時の連絡をする。(納骨式は、親族や故人の親しかった方のみで行われることが多い。)
⑦ 納骨式に墓前へ供えるお供え物の準備をする。(お花や果物、また、故人の生前好きだった食べ物を供えても良いでしょう。)
⑧ 納骨式後、食事の席を設ける場合は会場等の予約をとる。
⑨ 納骨式に参列する方へ当日差し上げる手土産(引き物)の準備をしておく。(2,000円~5,000円の間で、海苔やお茶など日持ちがして軽く小さなものが選ばれています。)
納骨式当日の持ち物
・遺骨
・遺影
・位牌(白木位牌と本位牌)
・埋葬許可書
・認め印
・納骨式に寺院の僧侶を招く場合はお布施が必要です。僧侶を寺院以外の墓地へ招いた場合はお車代を、納骨式後のお斎(お膳・食事)を僧侶が辞退する場合は御膳料も包みます。
(お布施やお車代、御膳料に迷ったら、寺院の僧侶に相談しましょう。)
地域によって習慣は様々です。こちらの記事は参考までにご覧いただき、分からないことがあれば事情をよく知る年配の方やお寺の方に相談してみましょう。
心温かな納骨式が営めますよう、お祈りしております。